自己を失った少年たち

講談社選書メチエ
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自己を失った少年たち
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内容紹介

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目次

  • プロローグ 虚ろな若者たち
  • 第一章 深い森 「オウム事件」と『ノルウェイの森』
  • 1 「空虚な自己」とカルト
  • 2 『ノルウェイの森』にわけいる
  • 第二章 「空虚な自己」の心理学
  • 1 「空虚な自己」とはなにか
  • 2 「自己」をめぐる心理学
  • 3 コフート対カーンバーグ
  • 第三章 「自己確認型」犯罪が誕生したとき
  • 1 古典型から自己確認型へ 犯罪の時代的変遷
  • 2 現代の犯罪=「自己確認型」犯罪
  • 第四章 「自己確認型」犯罪をよむ
  • 1 「特別な存在になりたい」 佐賀バスジャック事件
  • 2 相手の心に自己を刻む ストーカー犯罪
  • 第五章 レゾー型人間の誕生 現代と虚ろな若者
  • 1 不安と空虚の時代
  • 2 「タテ社会」の崩壊
  • エピローグ 明治における自己 西田と鴎外
  • 主要参考文献
  • あとがき
  • 索引

製品情報

製品名 自己を失った少年たち
著者名 著:影山 任佐
発売日 2001年12月10日
価格 定価:1,650円(本体1,500円)
ISBN 978-4-06-258228-5
通巻番号 228
判型 四六
ページ数 216ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:影山 任佐(カゲヤマ ジンスケ)

1948年、福島県生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、パリ大学犯罪学研究所等を経て、現在、東京工業大学教授。医学博士。専攻は犯罪精神医学、精神病理学。主な著書に、『エゴパシー――自己の病理の時代』(日本評論社)、『「空虚な自己」の時代』(NHKブックス)、『超のび太症候群』(河出書房新社)などがある。