天国と地獄

講談社選書メチエ
テンゴクトジゴクキリストキョウカラヨムセカイノシュウエン
天国と地獄
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

プロローグ ミレニアムの恐怖
第1章 終末のスペクタクル
1 至福千年
2 世界の終焉
3 洪水幻想
4 繰り返される終末
5 数字の魔力
第2章 「最後の審判」の図像学
1 「審判者」キリスト
2 善と悪を分ける
3 魂の重さを量る
4 死者の復活
5 取りなす者たち
6 天国か地獄か
第3章 アンチクリスト
1 アンチクリストの正体
2 アンチクリストの図像学
3 アンチクリストの到来
第4章 「最後の審判」図を読む 1イタリア
1 トルチェロ 西洋様式の原点
2 パドヴァ 恐怖と暗黒の勝利を描くジョット
3 オルヴィエート ルカ・シニョレッリの独創
4 システィナ礼拝堂 ミケランジェロのダイナミズム
第5章 「最後の審判」図を読む 2ロマネスクから北方へ
1 オータン キリスト教美術の精華
2 ロヒール・ファン・デル・ウェイデン ボーヌ祭壇画
3 ハンス・メムリンク 海賊に奪われた祭壇画
4 ヒロニムス・ボス 最後の円熟
5 ルカス・ファン・レイデン 市民のための「審判図」
第6章 楽園幻想 ボス「快楽の園」を読む

エピローグ ミレニアムを超えて

参考文献
あとがき
索引

製品情報

製品名 天国と地獄
著者名 著:神原 正明
発売日 2000年08月09日
価格 定価:1,870円(本体1,700円)
ISBN 978-4-06-258191-2
通巻番号 191
判型 四六
ページ数 272ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:神原 正明(カンバラ マサアキ)

1952年生まれ。神戸大学大学院文学研究科修了。美術史家。15世紀末ネーデルランドの画家ヒエロニムス・ボスの研究で知られるが、岡倉天心、岩又兵衛などの日本美術のアウトサイダーに目を向けた研究もある。
著書に、『ヒエロニムス・ボスの図像学』、『イメージの解読』(共著)『芸術学フォーラム3 西洋の美術』(共著)、『名画への旅9 北方ルネサンス1』(共著)、『世界美術大全集14 北方ルネサンス』(共著)などがある。