嘘をつく記憶

講談社選書メチエ
ウソヲツクキオクモクゲキ・ジハク・ショウゲンノメカニズム
嘘をつく記憶
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内容紹介

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目次

プロローグ 冤罪はつくられる
第一章 記憶のメカニズム
1 目撃証言の功と罪
2 情報処理理論の登場
3 記憶がゆらぐとき──子どもと老人の目撃記憶
第二章 変容する「目撃」
1 消える記憶
2 何が知覚を妨げるのか
3 目撃者が見た事件
4 ボトムアップ処理とトップダウン処理
5 変装は見破れるか
第三章 「目撃記憶」論争
1 忘却はなぜ起きるか
2 「統合仮説」対「共存仮説」
3 無意識転移が生じるとき
4 凶器というストレス
第四章 無実の人が自白に追い込まれるとき
1 つくられた犯人
2 偽証自白のメカニズム
第五章 何が証拠となりうるか
1 誘導尋問が変えた記憶
2 認知的尋問法の可能性
3 面通しが生んだ悲劇
4 似顔絵とモンタージュ写真
エピローグ 日本の捜査・欧米の捜査

参考文献
あとがき
索引

製品情報

製品名 嘘をつく記憶
著者名 著:菊野 春雄
発売日 2000年01月07日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-258175-2
通巻番号 175
判型 四六
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:菊野 春雄(キクノ ハルオ)

1950年生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪教育大学修士課程修了、筑波大学にて博士号(心理学)取得。大阪教育大学助教授。専門は、発達認知心理学。著書に、『画像の理解についての発達的研究』、訳書に、P・ミッチェル『心の理論への招待』(共訳)などがある。