視線の物語・写真の哲学

講談社選書メチエ
シセンノモノガタリシャシンノテツガク
視線の物語・写真の哲学
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内容紹介

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目次

はじめに 新たな視覚体験
第一章 写真という物語
1 「イコン=インデックス」
2 〈おわった〉構造
3 物語化する装置
第二章 アイデンティティーのゆらぎ 肖像写真
1 自己像の物語
2 肖像写真の修辞学
3 カルト・ド・ヴィジット
第三章 イメージ・デモクラシー
1 名士の写真
2 イメージ・デモクラシーの逆説
3 自己像の分裂と修復
第四章 外貌の解釈学 顔写真
1 他者経験の変容
2 「平均的人間」の理想
3 窃視の体系
4 権力の官能化
第五章 欲望のファンタジー ポルノ写真
1 脚のフェティシズム
2 ポルノ写真のイコノグラフィー
3 フェティッシュ化のメディア
4 性的身体の肖像
第六章 写真行為のエートス 報道写真
1 「カメラをもつ人間」という存在
2 写真とことば
3 まなざしの回復

主要参考文献
あとがき
索引

製品情報

製品名 視線の物語・写真の哲学
著者名 著:西村 清和
発売日 1997年06月10日
価格 定価:1,708円(本体1,553円)
ISBN 978-4-06-258106-6
通巻番号 106
判型 四六
ページ数 282ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:西村 清和(ニシムラ キヨカズ)

1948年生まれ。東京大学文学部美学芸術学科卒業。同大学院修了。埼玉大学教養学部教授。専門は、美学、哲学。著書に『遊びの現象学』(勁草書房、サントリー学芸賞)『フィクションの美学』(勁草書房)、『笑う人間/笑いの現在』(共著、ポーラ文化研究所)、『現代アートの哲学』(産業図書)、訳書に『美学講義』(ゾルガー著、玉川大学出版部)などがある。