内容紹介
川の面白さは、家で地形図を広げて眺めているだけで、「なぜこんな姿をしているんだ?」という謎が次々に浮かんでくるところにあります。標高数千メートルのヒマラヤ山脈を越える川、砂漠でいきなり洪水を起こす川、黄河・揚子江・メコン川の不思議な流路、平地より高く流れる川、ほかの川の流れを奪う川……まるで魔術のような数々の現象は、なぜ起こるのでしょうか? (ブルーバックス・2014年10月刊)
「山はどうしてできるのか」「海はどうしてできたのか」に続く「地球に強くなる三部作」完結編!
黄河、アマゾン川から多摩川、天竜川まで――いままでになかった「推理小説のような」川の本!
地球上には無数の川が存在しています。最初は同じ雨水なのにその姿は千差万別で、ときに人間には信じられないふるまいを見せます。
川の面白さは、家で地形図を広げて眺めているだけで、「なぜこんな姿をしているんだ?」という謎が次々に浮かんでくるところにあります。
標高数千メートルのヒマラヤ山脈を越える川、砂漠でいきなり洪水を起こす川、黄河・揚子江・メコン川の不思議な流路、
平地より高く流れる川、ほかの川の流れを奪う川……まるで魔術のような数々の現象は、なぜ起こるのでしょうか?
第1部では「地形の名探偵」とともに、これら川のマジックの謎解きに挑んでいただきます。
また、一つの川の流れには、いくつものドラマチックな物語があります。第2部では、川の「運命」を大きく分ける分水嶺にはじまり、
上流・中流・下流それぞれに秘めた川という地形の正体を、最もポピュラーな川の一つ、多摩川を下りながら見ていきます。
プレートテクトニクスとの密接な関係から、その意外な「終着駅」まで、大きなスケールで多摩川をとらえなおします。
そして第3部では、著者が地形図をにらみながら独特の推理を働かせて、川の定説に大胆に挑みます。なかでも圧巻は、
「天竜川の源流は諏訪湖」という常識への挑戦です。想像の翼を広げた仮説が指し示す、驚きの「源流」とは?
時空を超えた、壮大な地形のミステリーツアーをぜひ体験してください。
製品情報
製品名 | 川はどうしてできるのか |
---|---|
著者名 | 著:藤岡 換太郎 |
発売日 | 2014年10月21日 |
価格 | 定価:1,012円(本体920円) |
ISBN | 978-4-06-257885-1 |
通巻番号 | 1885 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 224ページ |
シリーズ | ブルーバックス |
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