内容紹介
5500万年前、彼らは突然、海へと戻っていった──。かつて陸上で暮らしたイルカの祖先は、なぜ海中生活に舞い戻ったのか? 海が進化させた独自のからだと「水中生物最大の脳」の秘密とは? 乳母や保母に育てられる“女系社会”の掟や、「鳴き声」を名刺代わりに使う知性に驚嘆する──。「ヒトと会話ができ、文字が読めるイルカ」を目指して探究してきた第一人者が語る、最新イルカ学のすべて。
「イルカと話したい!」
「言葉を理解する」スーパーシロイルカと、イルカ博士の20年間の奮闘記――。
5500万年前、彼らは突然、海へと戻っていった――。
かつて陸上で暮らしたイルカの祖先は、なぜ海中生活に舞い戻ったのか?
海が進化させた独自のからだと「水中生物最大の脳」の秘密とは?
乳母や保母に育てられる“女系社会”の掟や、
「鳴き声」を名刺代わりに使う知性に驚嘆する――。
「ヒトと会話ができ、文字が読めるイルカ」を目指して探求してきた第一人者が語る、最新イルカ学のすべて。
村山司(むらやま・つかさ)
一九六〇年、山形県生まれ。東京大学大学院博士課程修了、博士(農学)。水産庁(現・水産総合研究センター)水産工学研究所、東京大学を経て、現在、東海大学海洋学部教授。高校時代に見た映画がきっかけとなり、イルカとの会話を目指す。主に飼育下のイルカを対象として、視覚能力や認知機構の解明に取り組んでいる。主な著書に『イルカが知りたい』(講談社)『海獣水族館』『ケトスの知恵』(ともに東海大学出版会)『イルカ』(中央公論新社)『イルカの認知科学』(東京大学出版会)などがある。
目次
- プロローグ 海に還った哺乳類
- 第1章 なぜ深く潜れるのか?――「海で生きる」を可能にしたからだの秘密
- 第2章 イルカは女系社会だった!?――乳母に育てられる子どもたち
- 第3章 「歌うクジラ」は本当か――イルカたちの賑やかな日常
- 第4章 水中で暮らすイルカは地上の夢を見るか――半球睡眠のふしぎ
- 第5章 巨大な脳に潜む知性――イルカの心をどう探るか
- 第6章 「イルカと話したい!」――スーパーベルーガとの二〇年
- エピローグ イルカと話す、その日のために
製品情報
製品名 | 海に還った哺乳類 イルカのふしぎ |
---|---|
著者名 | 著:村山 司 |
発売日 | 2013年08月21日 |
価格 | 定価 : 本体900円(税別) |
ISBN | 978-4-06-257826-4 |
通巻番号 | 1826 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | ブルーバックス |
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