子供たちの心を見つめつづけてきたカウンセラーが語る“癒しの方法” 突然の事故や災害でとてつもない恐怖にさらされた子供は、心に耐えがたい傷=トラウマを負ってしまう。たとえば、阪神大震災で不幸な体験をした子供たちのなかには、時間がたってもなお傷が癒えぬまま深く苦しんでいる子供もいるという。体の傷とは違って目には見えないが、心の傷にも適切な治療が必要なことに変わりはない。そのために大人たちはどう手をさしのべてやればよいのか、経験豊富なカウンセラーが実例を挙げながらやさしく語りかける。