古代から戦国時代まで、歴史に登場した人物・事件(上650、下600)の「その後」を具体的に綴る出色の書き下ろし。従来の歴史書は、教科書であれ読物であれ、陽のあたる分野のみの記述であった。本書は「その後」の当事者の「消息」や「結末」がどうなったかをつぶさに辿り、人間への興味や歴史の無常をも探る、極めて異色の「その後」事典。