素性を知られたくない!! ライバルの華道教室に潜入することになった葉輔は!? カリスマ華道家『如月漣乗(きさらぎれんじょう)の世界』と記された金の筆文字は、会場内を彩る作品に負けず豪華で華々しい。その会場で1人、苦悶の表情を浮かべる青年がいた。月花流宗家の一人息子・葉輔は、ある致命的な体質のために跡継ぎとしての道を諦めていたのだった。そんな折、如月を敵視する母の命令で、葉輔は漣乗のもとで働くことになってしまう。やがて如月の存在が葉輔の心の目を覚まして……。