俺はおまえに飢えてたんだ……。 仮面を剥がされた怜史は!? “プライス”シリーズ番外編! 容姿・頭脳・地位、すべてを兼ね備え、大企業グループの中枢を担うことを期待されている瀧口怜史。彼を翻弄する存在は、従兄の一宮威彦ただ1人だった。彫刻家の威彦は、まるで芸術品を愛でるように身体に触れてくる――自分を見失いそうな状況に耐えられない怜史は、威彦と距離を置こうとするのだが……。「俺がどれくらいおまえに飢えてたと思う?」怜史は、彼の内に潜む熱い欲望に気づいていなかった。