怖い?俺が襲うと思ってるんだ。
田舎の研究所に左遷(させん)され、独身寮に住むことになった珠希(たまき)。そこで年下の青年・律に出会い、何かが変わりはじめて――。
田舎の研究所に左遷され、独身寮に住むことになった清家珠希(せいけたまき)は、そこで出会った年下の青年・律に、何かと面倒を見てもらっていた。人懐っこい律をかえって疎ましく思いながら、珠希の中で彼の存在は大きくなっていく。やがて、自らのプライドの高さで律を傷つけてしまうのだが……。「珠希さんは甘いんだ。俺に狙われていることに気づかなかったでしょう?」目の前には珠希の知らない律の姿があった。
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