千晶と光、絶体絶命の窮地に!! 美麗なる少年たちの壮絶アクションバトル最終幕!! 銀鱗王(ぎんりんおう)を封じる呪具(じゅぐ)確保の任務に赴く千晶と光。 その先に得体の知れない不気味な罠が待ち受ける!! 富士の五合目にある小御嶽(こみたけ)神社の冥府(めいふ)への結界(けっかい)が破られようとしていた。冥府の奥底に潜むものは、はるか昔、北斗聖宗(ほくとせいしゅう)に封じられた銀鱗王と呼ばれる邪悪な妖(あやかし)。 千晶と光のコンビは、社(やしろ)の結界を補強するための呪具”御統(みすまる)の勾玉(まがたま)”入手の任務に就く。ところがひと足遅く、勾玉は謎の黒い妖狐(ようこ)に奪われ、なぜか千晶が犯人の濡れ衣を! 北斗聖宗の追跡を逃れながら、真の犯人を追う千晶と光の行く手に光明は射すのか!?
登場人物紹介 序章 第一章 遠い太鼓 第二章 黒い羊 第三章 禁じられた口づけ 第四章 富士への道 第五章 君とともに行かまし、彼方へ 『蘭の契り 青嵐編』における用語の説明 あとがき
蘭の契り 青嵐編
銀色の妖狐
龍神の珠
蘭の契り