先生、俺にあの時の続きをさせてよ。
名門男子校に勤める崎谷瞬は、新入生の中にかつて家庭教師として教えていた大樹(ひろき)の姿を認め激しく動揺する。
名門男子校の修林学園に勤める崎谷瞬は、新入生の中にかつて家庭教師として教えていた少年の姿を認め、激しく動揺する。
母を亡くし、広い屋敷で孤独に過ごす少年が初めて瞬に出会ったのは、中学2年生に上がる年の春休みのことだった。美しい黒曜石の瞳を持つ瞬の笑顔は、やがて少年の中で特別な存在になる。だが、人懐こくて無邪気な年上の瞬に、彼がとった行動はあまりに性急で――。
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