17歳の若き「桜守」(さくらもり)として日本の桜を守る桜守隼人は、妖しいまでの美貌の少年に陵辱される夢を見、ひとり動揺していた。が、今は淫靡な夢に惑わされている時ではなかった。日本全国の桜が、原因不明の立ち枯れを起こし、世間を騒がせているのである。やがて隼人は、その原因を察知する。偶然訪れた青山墓地で、桜の木に群がる黒い蝶を目撃したのだ。蝶の大群相手に苦戦する隼人。そんな彼を助けたのは、夢の中の少年だった!!