この闇深淵(やみわだ)からは逃げられない!!
人が惑い獣が躍る。壮絶な伝奇ファンタジー第2弾。
荒ぶる漆黒の獣は、果たして人間の味方なのか、それとも敵なのか――夢から甦った獣・銀流を制御(コントロール)しきれぬ翠は、懊悩(おうのう)し続ける。その惑いにつけ込み、獣をわがものにしようと動きだす、黒衣の式神使い、神戸天明(こうどてんめい)。今、太古の闇深淵から湧き上がる、新たな化生の気配を孕んで、鎌倉が騒ぐ!そして、赤瀬が誘われた切通しの森に散乱するぬめりを帯びた白骨が意味するものは何?少女と獣とに襲いかかる、過去の謎とは!?
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