死闘!静寂……、感動のフィナーレ!!光と千晶。命を賭した最終決戦の幕が上がる 追ってはならぬ母・玉藻(たまも)と接触した咎(とが)で、千晶は北斗聖宗の監視下に置かれていた。蔵尾の診療所で軟禁状態の千晶を、毎日のように見舞う光は、箱根での一夜を思い出し、微妙な感情に揺さぶられる。そんなふたりに、京都鴨川にいる鬼女討伐の命令が下った。それは千晶の箱根での不始末を不問に付す唯一の条件でもあった。秘めた思いを胸に、京都へと赴く光と千晶。最後の決戦の火蓋が切って落とされる!
登場人物紹介 序 章 第一章 鬼女狩り 第二章 伏見の霊狐 第三章 すれ違う心 第四章 六道の辻 第五章 オーロラの下で 第六章 〈大黒珠〉 『蘭の契り』における用語の説明 あとがき
風花の契り
蘭の契り 青嵐編
龍神の珠
蘭の契り