「誘われてると解釈していいのかな、昂也くん」新ユニット「Azul」(アスル)のメインボーカリストとして、昂也は苦手なラジオ番組に単独出演していた。生放送中にもかかわらず、耳元でささやきかけるDJの高木渉に、昂也は“恋人”の桐藤の面影をダブらさせてしまう──。その高木がプロデューサー真崎に推薦したのは、ドラマーの本多八潮。彼もまた、伝説のバンド「Blood Opera」(ブラッドオペラ)に魅せられたひとりだった。そして、桐藤とも浅からぬ因縁が!?