傀儡(くぐつ)に宿りし魂よ、今こそ力を貸し給え!!
読み始めたらノンストップの伝奇ファンタジー!
怨霊に傷つけられ眠り続ける菜樹(なみき)。彼女を救えない無力さに歯噛みする海生(かいせい)。2人に差しのべられた救いの手とは!?
怨霊と化した五鬼衆の頭・暹(せん)の魂が一時入り込んだため、乱れてしまった菜樹の器。彼女自身の魂もその衝撃で自らの裡(うち)に取り込まれ、目覚めることが出来なくなってしまう。眠り続ける菜樹に、己の力不足を痛感する海生。ともすれば焦りがちな彼を支えたのが、傀儡回しの同族・一衣(かずい)と人形たちであった。そして、頭領を失った五鬼衆もまた、混迷の中にあった。暴走する頴。自立していく曠(こう)。宇津保(うつほ)と五鬼衆の闘いの行方は──!?
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