待望の“東京BOYSレヴォリューション”第3弾!!
その少女が女の子ではないと確信した瞬間から、立花の環(たまき)を見下ろす瞳は氷の刃のような冷たいものに変わった。
「オレがおまえの援助をする」高慢そうな──でも、背筋をゾッとさせるほどの美しい笑みを浮かべて立花は言った。
「つまり、愛人になれってこと……か?」予備校生の俊也が新宿2丁目で知り合った、美貌の銀行員・立花隆一。ベッドの上では、一瞬たりとも彼をいとこの環に重ねるようなことはない。立花を抱いていると、俊也の苦い過去が遠くなっていく。
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