寛弘4年(1007)初秋。内覧藤原道長は、念願の御嶽詣に吉野へと出発した。宮に付け文をよこした頼通も一緒とあって、随行する義明の気は重い。都では、花山院の御所が謎の獣に襲われ、宮を“姉”と慕う第一皇子敦康親王に取り憑いた怨霊が、平将門と名乗る。親王を救わんと、ひとり闘いを挑む宮。急遽、都へ舞い戻った義明だか……宮を危機から救うことができるのか!?
大人気「斎姫異聞」シリーズ第6弾!
私は<神の子>、ずっとひとりで闘ってきた!
都を混乱に陥れる“新皇・平将門”の怨霊! その<邪気>に苦しむ宮。都を留守にしていた義明は、そのとき……!?
寛弘4年(1007)初秋。
内覧藤原道長は、念願の御嶽詣に吉野へと出発した。宮に付け文をよこした頼通も一緒とあって、随行する義明の気は重い。
都では、花山院の御所が謎の獣に襲われ、宮を“姉”と慕う第一皇子敦康親王に取り憑いた怨霊が、平将門と名乗る。
親王を救わんと、ひとり闘いを挑む宮。
急遽、都へ舞い戻った義明だか……宮を危機から救うことができるのか!?
+ もっとみる