その言葉が、欲しかったんだ。 陸と空、2つの恋路に新たな試練が……。 考古学研究部に所属する市東空(しとうそら)は、学園祭の出し物で、劇のヒロイン役に選ばれてしまう。 相手役は、“学園のプリンス”天王寺甲斐(てんのうじかい)。 友達以上恋人未満な甲斐との関係を悩む空のもとに、ある日、劇の上演中止を求める一通の脅迫文が送られてきた。 だが、手紙を見せられた甲斐は、なぜか口を閉ざしたままで――。 そして、花屋を営む空の兄・陸(りく)の前からは、最愛の人物が姿を消してしまった!
ネメシスの微笑
僕らはオーパーツの夢を見る