ビジュアル系バンド「レプリカ」のステージ。歓声が絶叫にかわるラストシーン。陶器人形(ビスクドール)のような美貌の沙樹(さき)と、ダークな雰囲気のケンショウの唇が重なる。興奮のるつぼのなかで、担当ディレクターの橋上は、ただひとり取り残されていた。しかし、いつも心をひらかず奔放に振る舞う彼らに、ある日、橋上が見たものは……。ロックバンドを通して、アーティストたちの素顔と芸能界の裏側に迫る新シリーズ!