「さっさと帰れよ、輝夜(かぐや)姫」 ――わたしの名は遥香(はるか)。普通の女子高生のはず。なのに幼なじみの辰也はそう言って、満開の桜の下、突然背を向けた。混乱する遥香に魔の手が伸びる!! 四天王のひとり〈闇戸〉(くらど)を独占しようとして罪を犯し、地上へ流された輝夜姫。今、1200年の刑を終え、天界へ召還される彼女に女神(ひめかみ)としての記憶がまったくない!? 恋ゆえに罪を犯した輝夜姫が天へ帰る時が来た!!