飛鳥は目が大きい。それはたぶん、骨格のなせるわざなんだろうけど、額から眉、瞼、睫、頬と続くあたりに、甘いニュアンスがあるんだ。そしてこの、淡い水晶のような瞳・・・・・・。 気がついたとき、僕は飛鳥と十センチと離れていないような至近距離で立っていた。 「あ、キスしちゃえそうだね、これじゃ・・・・・・」 慌てて離れ、しどろもどろに言うと、 「うん。してもいいと僕も思った」 え? えっ? えええーっ?