三紀和彦と同級だった高校2年のあの時期は、俺のターニング・ポイントになっている。あれから俺は本格的に写真をはじめ、大学を中退して、単身ニューヨークへ渡った。ありがちな青春だったかもしれないけど、あのころいろいろ考えたおかげで、生意気なクソガキだった俺が、ようやくてめえの人生を歩き出せたんだ……。2人の高校時代をさわやかに描く番外編に、高岸のニューヨーク修業時代編を併録。