内容紹介
東洋新聞はIT企業から買収宣告を受けた。経営権が移れば、宅配数の少ない営業所は閉鎖し、ニュースはウェブファーストに移行、海外特派員制度もなくなる。しかし日刊新聞法に守られた新聞社は世論を味方につけられない。社会部デスクの安芸は昔ながらの記者だ。パソコン音痴で、飲み会の店も足で探す。IT企業を裏から操るのは、かつて東洋新聞にいた権藤だ。安芸とともに働く者達の、記者魂を懸けた攻防戦が始まる。
新聞社が消滅する――。
東洋新聞はIT企業から買収宣告を受けた。経営権が移れば、宅配数の少ない営業所は閉鎖、ニュースはウェブファーストに移行し、海外特派員制度もなくなる。しかし日刊新聞法に守られた新聞社は世論を味方につけられない。
東洋新聞社会部デスクの安芸は、昔ながらの記者だ。パソコン音痴で、飲み会の店も足で探す。IT企業を裏から操るのは、かつて東洋新聞の記者だった権藤だ。
時代の流れは止められないのか。旧いものは悪なのか? 安芸とともに働く者達の、記者魂を懸けた攻防戦が始まる。
発売後、続々重版出来! 「産経新聞」「日経ビジネスオンライン」「サンデー毎日」「週刊朝日」「アサヒ芸能」「J-novel」ほか新聞25紙で紹介された話題沸騰の話題作!!
目次
- 第一章 グローバルペーパー
- 第二章 007委員会
- 第三章 新聞未来図
- 第四章 決起会
- 第五章 寝返り
- 第六章 身辺調査
- 第七章 東洋モーニン
- 第八章 降版協定
- 第九章 ゼロ・オア・アライヴ
製品情報
製品名 | 紙の城 |
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著者名 | 著:本城 雅人 |
発売日 | 2016年10月26日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220330-2 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 322ページ |