舞台となる世界には、いくつもの国々があり、ときにお互いに争っていました。その世界には魔女もいて、魔女は忌み恐れられながらも、王様とともに国を守ることもありました。 人々から追われながらも、国を守る。そんな魔女達の短編集です。 10年以上に渡って、すこしずつ書きためてきた魔女の物語。未発表作品もふくめて、ここに結実しました。 総ルビで、小学生にも読みやすい作りになっています。 挿絵は、児童書で数々の挿絵を描いてきた、佐竹美保氏が担当します。 柏葉幸子×佐竹美保の珠玉の魔女物語です。
柏葉幸子 1953年、岩手県生まれ。『霧のむこうのふしぎな町』で、第15回講談社児童文学新人賞、日本児童文学者協会新人賞受賞。『ミラクル・ファミリー』で、第45回産経児童出版文化賞受賞。『牡丹さんの不思議な毎日』で、第54回産経児童出版文化賞受賞。
佐竹美保富山県出身。富山県立高岡工芸高等学校デザイン科卒業後上京し活動。主に児童書の挿絵を担当し、SFやファンタジーの分野で活動している。 『魔女の宅急便』(その3、その4、その5のみ)、リンの谷のローワンシリーズ、『魔法使いハウルと火の悪魔』など、よく知られた児童文学作品の数々の表紙や挿絵を描いている。