内容紹介
台湾の国立台湾歴史博物館および秋恵文庫の協力のもと、多数の歴史資料と文物をカラー写真で紹介しつつ、日本統治時代の五十年の歴史を、一小説家の目から紐解いていくビジュアル歴史クロニクル。日本の敗戦から七十年余り――今こそ、偏りと偽りのない視座から見つめるべき、台湾と日本の〈1895-1945〉の半世紀を振り返る。
五十年間、日本は初めての植民地であった台湾と、どう向き合い、関わり、そして何を残したのだろうか。半世紀間だけでも同じ国の人間として生きた事実とその歴史とを、一度きちんと知っておく必要がある。
(本文第一章より抜粋)
台湾の国立台湾歴史博物館および秋恵文庫の協力のもと、多数の歴史資料と文物をカラー写真で紹介しつつ、日本統治時代の五十年の歴史を、一小説家の目から紐解いていくビジュアル歴史クロニクル。
日本の敗戦から七十年余り――今こそ、偏りと偽りのない視座から見つめるべき、台湾と日本の〈1895-1945〉の半世紀を振り返る。
目次
- はじめに 乃南アサ
- 第1章 台湾領有 1624―1897
- 第2章 暴れ馬二人 1898―1905
- 第3章 稼げる島になれ 1906―1909
- 第4章 希望の島 1910―1913
- 第5章 始政二十周年 1914―1918
- 第6章 内地延長 1919―1922
- 第7章 デモクラシーとルネサンス 1923―1926
- 第8章 ぼんやりした不安 1927―1930
- 第9章 アメとムチ 1931―1934
- 第10章 祭りのあと 1935―1938
- 第11章 ニイタカヤマノボレ 1939―1941
- 第12章 われ自爆す 1942―1946
- 第13章 こうふくの先にあるもの 1945―1947
- 出会いは縁の賜物 相逢自是有縁 呂理政(国立台湾歴史博物館前館長)