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【湾岸警備隊が海洋で救命艇を発見――四人の子どもたちの消息はいまだ不明】
ハワイ州コナ地区―― 本日未明に、救命艇で漂流していた船長と一等航海士が救出された。船長によれば、船が沈みはじめたため、六人全員が乗りこむはずだったという。
六月二十九日の夜、デクスター・キングソン船長(ハワイ州コナ地区在住)の所有するラッキー・スター号は、岩の多い浅瀬を航海中に座礁、その際、船長と一等航海士ジョー・カハリ氏のみを乗せた小型の救命艇が南太平洋海流によって急速に流され、非常食でしのいでいたところを四日目に救助された。
ほかにラッキー・スター号に乗船していたのは次の四人。ヴァネッサ・ディアズ(十三歳)、ベンジャミン・ディアズ(十一歳)、カーター・ベンソン(十一歳)、ジェーン・ベンソン(九歳)。コナ地区湾岸警備隊の発表によれば、座礁後に子どもたちから連絡を受けたが、位置を特定する前に通信が途絶えたという。
キングソン船長とカハリ氏の協力を得て、救命艇がラッキー・スター号を離れてからの航路の特定を急いでいるが、ここ数日の悪天候と季節風と潮流の影響で、捜索は難航している。捜索は連日行われている。
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嵐に巻きこまれ、子どもたちだけで無人島に漂着したヴァネッサ、カーター、ブズとジェーンは、5日目の朝を迎えていた。寝泊まりしていた船は海に沈み、水や食料もない。絶望的な状況のなかで、新しい避難小屋を作り、火をおこし、カタツムリを食べ、4人は力を合わせてどうにか生きのびようとする。
しかし、まるでその絆を試すように、つぎからつぎへと試練が襲いかかる。
はたして、両親の元に生きて帰ることはできるのか!?
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