ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ

内容紹介
NHK人気番組「ヨーコさんの“言葉”」第2弾が刊行!「吹き出したり泣けたり」「心の霧が晴れた!」ほか、前作に感想続々。大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の作者、佐野洋子さんの名エッセイに、北村裕花さんのイラストが250点近くオールカラーで収録。待望の「フツーに死ぬ」「貧乏人の品性」から『100万回生きたねこ』誕生秘話、美人不美人の差は何かまで、人生が豊かになるヒント満載!
大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」書籍化第2弾、待望の刊行です!
新聞各紙の書評などのほか、前作に感想の声が続々。「おもしろいのに感動」「ふしぎな力がわいてくる」「歯にきぬ着せぬほんとうの言葉」「吹き出したりもするけれど、心の霧が晴れた」「痛快なのに、泣けてきた」などなど。
全世界販売部数が300万部の大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家にして名エッセイストの佐野洋子さん。そのヨーコさんの言葉を、絵で伝える今注目のイラストレーター北村裕花さんの250点近い絵も、オールカラーで収録。
第2弾では、いよいよ要望が多い「フツーに死ぬ」も収録。『100万回生きたねこ』誕生に込められたヨーコさんの切ない想いが明かされる「二つ違いの兄がいて」も読めます。
そのほか、「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」では、日常のささいな喜びの見つけ方からご機嫌で生きていく秘訣が。「あーつかれた」ではなぜか、美人より不美人のいる社会が豊かだと判定。「これはペテンか?」で、年をとっても惑うのはどうして?とヨーコさんは戸惑い、人生は40歳からかもしれないと喜ぶ。番組でも人気が高い1本の「貧乏人の品性」は、美大生時代の貧乏な同級生が登場。ズボンのベルトが買えない男、ズボンがひとつしかなく洗濯したらパンツ一丁で待つ男……他、読めばみるみる心が自由になるイラストエッセイの数々。その中でヨーコさんはときに、「私が一番嫌なのは、これが真実、これが真実とわめく事である」と釘を刺す。
本作は、人生に何が大事か、変哲のない人生の重みを、おかしく優しく、けれども鋭い視点で教えてくれます。
目次
- その1 せめてこれ以上、誰も何も考えないで
- その2 あーつかれた
- その3 これはペテンか?
- その4 貧乏人の品性
- その5 それが何ぼのことだ
- その6 朝目がさめたら、風の吹くままに
- その7 何も知らなかった
- その8 二つ違いの兄がいて
- その9 フツーに死ぬ
製品情報
製品名 | ヨーコさんの“言葉” それが何ぼのことだ |
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著者名 | 文:佐野 洋子 絵:北村 裕花 監:小宮 善彰 |
発売日 | 2016年04月20日 |
価格 | 定価 : 本体1,300円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220055-4 |
判型 | A5 |
ページ数 | 176ページ |
初出 | 本書は、NHKの番組「ヨーコさんの“言葉”」を書籍化したものです。収録作品の出典は以下の通り。「あーつかれた」「貧乏人の品性」「それが何ぼのことだ」…『ふつうがえらい』(新潮文庫)、「これはペテンか?」「何も知らなかった」「フツーに死ぬ」…『神も仏もありませぬ』(ちくま文庫)、「せめてこれ以上、誰も何も考えないで」「二つ違いの兄が居て」…『私はそうは思わない』(ちくま文庫)、「朝目がさめたら、風の吹くままに」…『私の猫たち許してほしい』(ちくま文庫)。 |