悪道 五右衛門の復讐

文芸(単行本)
アクドウゴエモンノフクシュウ
悪道 五右衛門の復讐
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内容紹介

忍者の末裔・流英次郎率いる一統は、江戸で疲労を癒していた。そんな折、両国で大道芸人が客に首を斬り落とされるという事件が起きる。さらにこんどは麹町「弁天堂」の蔵が破られ、大金が盗まれる。聞き込みの結果、大道芸人殺しの下手人が役者の生島半六に似ていることがわかる。半六は以前、「石川五右衛門」の舞台上で市川團十郎を刺し殺した男だ。また、弁天堂の錠前破りも、五右衛門の手口に酷似しているという……。


忍者の末裔・流英次郎に率いられる一統は、将軍の密命のもと、何度も共に死線をさまよってきた。すべての密命を果たし終えて、一統は江戸に帰府し、歴戦の疲労をいやしていた。そこへ将軍の新たな密命が下る。将軍自らの城外微行の護衛をせよとの命。早速将軍一行は街へ繰り出し、将軍は「鰻の蒲焼」など庶民の暮らしを堪能する。一行が両国に差し掛かったとき、事件に遭遇する。大道芸人の「叩かれ屋」が客に首を斬り落とされたのだ。一行はすぐに帰城するが、天下泰平を揺るがす事件は、それだけにとどまらなかった。こんどは麹町の大店「弁天堂」の蔵が破られ、三千両もの大金が盗まれる。聞き込みの結果、叩かれ屋殺しの下手人が役者の生島半六に似ていることがわかる。半六は以前、「石川五右衛門」の舞台上で主演の市川團十郎を刺し殺し、それっきり姿をくらました男だ。また、弁天堂の錠前破りも、五右衛門の手口に酷似しているという。なぜ百十余年もしてから、石川五右衛門が関わってくるのか。五右衛門に関係ある者が江戸で何かを企んでいる。不吉な蠢動を英次郎が感じていた矢先、なんと半六の水死体が大川で発見される……。

目次

  • 江戸の朝飯
  • 泰平の隠れ蓑
  • 隠れ蓑の下の覇権
  • 五右衛門の影
  • 豊後の胎動
  • 釜の中の番犬
  • 生き返った亡霊
  • 次の天下人
  • 神々しい艶
  • 二段重ねの化け物
  • 奥からの狙撃
  • 危険な粋
  • 島の休暇
  • 離島対海賊戦
  • 異文化交換
  • 賓友の誓い

製品情報

製品名 悪道 五右衛門の復讐
著者名 著:森村 誠一
発売日 2015年09月17日
価格 定価 : 本体1,700円(税別)
ISBN 978-4-06-219737-3
判型 四六変型
ページ数 338ページ
初出 「小説現代」2014年3月号~2015年6月号掲載「悪道4」を改題。