内容紹介
チェーホフとは何者だったのか? 不幸な子供時代、チェーホフをめぐる女たち、ユダヤ人問題、狂気と牢獄、世紀末ロシアのオカルト信仰、革命、喜劇問題、サハリン、病――ロシア・ポーランド文学の第一人者が、世界的短篇作家チェーホフの文学とその知られざる素顔を、新資料を駆使して描く新しいチェーホフ論。
19世紀末ロシアで人間の本質を見つめ続けた冷徹なリアリストは、なぜ時空を超えた現代的な作家として愛されるのか。
チェーホフとは何者だったのか?
子供、ユダヤ人、オカルト、革命…など、世紀末を彩るモチーフをまじえ、世界的短篇作家チェーホフの文学とその知られざる素顔を、新資料を駆使して描く新しいチェーホフ論。
【目次】
第1章 失われた子供時代
第2章 かわいい魂ちゃん
第3章 ふたりのリジヤ
第4章 チェーホフとユダヤ人問題
第5章 狂気と牢獄
第6章 小さな動物園
第7章 霊性の幸う国で
第8章 革命の女たち
第9章 悲劇か、喜劇か?
第10章 サハリンへ!
第11章 病の歴史
第12章 私は死ぬ
目次
- はじめに
- 第1章 失われた子供時代
- 第2章 かわいい魂ちゃん
- 第3章 ふたりのリジヤ
- 第4章 チェーホフとユダヤ人問題
- 第5章 狂気と牢獄
- 第6章 小さな動物園
- 第7章 霊性の幸う国で
- 第8章 革命の女たち
- 第9章 悲劇か、喜劇か?
- 第10章 サハリンへ!
- 第11章 病の歴史
- 第12章 私は死ぬ
- おわりに
- 年譜
- 主要参考文献
製品情報
製品名 | チェーホフ 七分の絶望と三分の希望 |
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著者名 | 著:沼野 充義 |
発売日 | 2016年01月26日 |
価格 | 定価 : 本体2,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-219685-7 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 386ページ |
初出 | 「群像」2014年5月号~2015年6月号(「チェーホフとロシアの世紀末」を改題) |