マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ
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内容紹介
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目次
- 【内容紹介】
- 公立小学校が全国学力テストで7回連続1位を獲得した秋田県ですが、「大学進学率は低い」と批判されたりします。たしかに、生涯所得への影響が大きいのは大学の学歴ですが、その学歴を得るためにはかなりお金がかかるようになっていて、親の経済格差が教育を通じて子供に引き継がれやすくなっています。そんななかで、秋田のようにハイレベルの義務教育が受けられることの価値は非常に高いといえます。こうしたデータは総務省がおこなっている『家計調査』によるものです。
- 本書では、高所得世帯にしっかりと高く売りやすい商品はどんなモノかについても調べました。筆者はかつて『スタバではグランデを買え!』というタイトルの本を出させていただき、そのスタバは昨年、価格2000円のコーヒーを発売しましたが、『家計調査』によれば、コーヒーよりも紅茶のほうが高所得世帯に高く売れます。
- 東京都区部や京都に住む人たちのエンゲル係数はかなり高く、これは生活水準の低さを示すものと解釈されやすかったのですが、じつは正しくなく、東京都区部や京都に住む人たちは、品質が良くて、だから価格も高い商品を選んで買うからこそ、エンゲル係数が高くなるのでした。生活水準が高いからこそエンゲル係数が高いと言えます。これは、横浜・名古屋・神戸市に住む人たちにも当てはまります。
- 本書は、前半で、こうした分析を展開し、経済や教育などの専門家が理論上当然だと考えていた結論を、現実のデータの積み重ねでくつがえそうとしています。後半では、すべての都道府県庁所在市の食生活の特徴を2ページごとに整理しています。その市が消費量・支出額・購入価格のどれかで消費日本一を誇る品目もできるだけ紹介しています。
- 【目次】
- 第1部 経済理論をくつがえす データ分析編
- 第1章 秋田の小学校教育がもつ投資価値の驚くべき高さ!──大学より小学校
- 第2章 「スタバではグランデを買え?」いや「カフェでは紅茶を売れ!」の時代
- 第3章 冬服バーゲンに成功すると、顧客は前月より高い価格の服を買う!
- 第4章 東京・京都のエンゲル係数が高いのはなぜ? 食生活が豊かだから!
- 第5章 食パンの消費量が増えたのはなぜ? 食パンが値上がりしたから!
- 第2部 47都道府県庁所在市別 食生活データ編
製品情報
製品名 | マーケティングに使える「家計調査」 世界最大の消費者ビッグデータは「宝の山」だ |
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著者名 | 著:吉本 佳生 |
発売日 | 2015年07月15日 |
価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN | 978-4-06-219375-7 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 298ページ |