中2の伊藤風味は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」の娘。一斗餡に、長崎街道=シュガーロード沿いの菓子店が集結し、新製品の菓子で競い合うSS1グランプリ参加の誘いが舞い込んだ。超絶美少女の優里に嫉妬まじりの八つ当たりをして美術部に顔を出しづらくなっていた風味は、家業を手伝うことにした。そこに、菓子職人になるため修業中のチャラ男の兄も加わって……。九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。
舞台は、福岡県飯塚市の長崎街道近くにある錦町商店街。中2の伊藤風味(いとう・ふうみ)の家は、大正時代からつづく和菓子屋「菓匠・一斗餡」を営んでいる。風味の家族は、祖母のカンミと両親、そしてイケメンでチャラ男の兄・北斗。北斗は長崎の老舗カステラ店で修業中の身だ。
そんな一斗餡に舞い込んできたのは、長崎街道=シュガーロード沿いで店を構える菓子店が一同に集結して、新製品の菓子で競い合う「SGRS(シュガーロード・スイーツ)グランプリ」、略してSS1グランプリ参加のお誘いだった。文化祭に出典する大作の絵を描いている途中、同じ部員で超絶美少女の優里に嫉妬まじりの八つ当たりをした風味は、部活に出づらくなっていたこともあって、別に打ち込むことができたとばかり両親にSS1グランプリへの参加を促す。そこに、修業先を脱走して帰ってきたチャラ男の兄も加わって、新しいお菓子をつくることになったのだが……。
九州発のスイーツな“ご当地青春コメディ”。
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