哀しすぎるぞ、ロッパ 古川緑波日記と消えた昭和

カナシスギルゾロッパ
哀しすぎるぞ、ロッパ 古川緑波日記と消えた昭和
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内容紹介

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目次

  • 序 章 東京最後の舞台/蘇るロッパと日記/大胆に削除された日記/悩ましき記述、女性関係/日記は歴史への望遠鏡
  • 第一章 華麗なる一族の喜劇役者 一 ロッパ誕生 華やかなロッパの兄弟/徳川夢声との出会い/谷崎潤一郎に武者小路、宇野浩二/ほか 二 文士と役者の三叉路 トーキー出現/声帯模写の天才/素寒貧となる/ほか 三 宝塚の恥辱から浅草の夏へ 宝塚の恥辱/漂流するロッパ/喜劇王エノケン/ほか
  • 第二章 東宝・古川緑波一座 一 「笑の王国」の不協和音 ロッパ日記の始まり/エノケンへの視線/アチャラカ/ほか 二 東宝のドル箱古川緑波一座横浜宝塚劇場の初舞台/叛乱の夜/当った、全く当った/ほか 三 「ロッパ若し戦はゞ」と戦争の始まり 盧溝橋の銃声/出征する人々/「ロッパ若し戦はゞ」/林長二郎事件/戦時下での正月 四 「ロッパと兵隊」と火野葦平 ロッパの悲劇/ロッパの行き詰まり/国民的作家火野葦平/ほか 五「髭のある天使」と興亜新劇団 ロッパ倒れる/興亜新劇団/ほか
  • 第三章 戦時下の名作、名舞台 一 十二月八日の『男の花道』 菊田の代表作「道修町」/ほか 二 菊田一夫との別れ 『がしんたれ』の少年時代/荒れる演出と座長の横暴/ほか 三 ロッパの終戦ものがたり 水浸しの防空壕/隣人・鈴木文史朗/雪天の空襲/ほか
  • 第四章 変わる時代、変わらぬロッパ 
  • 一 一座独立と『東京五人男』 東宝との確執/上森子鉄の青春/『東京五人男』/ロッパ一座の独立宣言/ほか 二 人気凋落を告げる手紙 君の一座は利益がない/ゼネストとロッパ日記/エノケンとの合同公演/「ロッパ創まっての不入り」/額縁ショーと「肉体の門」/ほか 三 『三人は帰った』の見果てぬ夢 グレート・アポテュニティー/末期の水を一杯!/アグネス・キースと菅辰次/不安と興奮の日々/ほか
  • 第五章 哀しき晩年、そして日記  一 「さくらんぼ大将」の運命の日 沈潜するロッパ/帝劇コミックオペラ「モルガンお雪」/ほか 二 ロッパの禁煙狂騒曲 禁煙騒動の始まり/「さくらんぼ大将」の遺産/『劇書ノート』と『ロッパ食談』/喜劇人協会設立/ほか 三 「おやじさんはもうでないほうが」 東宝ミュージカルス/菊田一夫への恨み/エノケンへの怒り/小林一三の死/森繁久彌の引退勧告
  • 終 章 日記は俺の情熱、いのち

製品情報

製品名 哀しすぎるぞ、ロッパ 古川緑波日記と消えた昭和
著者名 著:山本 一生
発売日 2014年07月16日
価格 定価:2,640円(本体2,400円)
ISBN 978-4-06-218980-4
判型 四六変型
ページ数 458ページ

著者紹介

著:山本 一生(ヤマモト イッショウ)

1948年生まれ。近代史研究家、競馬史研究家。東京大学文学部国史学科卒業後、石油精製会社に勤務するかたわら、競馬の歴史や血統に関して執筆活動を展開、97年よりフリートなる。『恋と伯爵夫人と大正デモクラシー ――有馬頼寧日記1919』(日本経済新聞社)で第56回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。そのほかの著作に、『書斎の競馬学』『増補 競馬学への招待』『日記逍遥 昭和を行く――木戸幸一から古川ロッパまで』(以上、平凡社)、『ああ、あたしのトウショウボーイ 増補版』(青土社)

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