盤面の敵はどこへ行ったか 法月綸太郎ミステリー塾 疾風編

文芸(単行本)
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盤面の敵はどこへ行ったか 法月綸太郎ミステリー塾 疾風編
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内容紹介

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目次

まえがき

第一部 夜明けまで十三歩
 第一歩 亡き女王のための弔鐘──『国会議事堂の死体』(スタンリー・ハイランド)
 第二歩 ウエストコースト派からのアンサー・ソング──『わが心臓の痛み』(マイクル・コナリー)
 第三歩 話は歩きながらしろ──『マザーレス・ブルックリン』(ジョナサン・レセム)
 第四歩 ロマン・フィユトンの血統──『クリムゾン・リバー』(ジャン=クリストフ・グランジェ)
 第五歩 アルフレッド・ヒッチコック VS ジョセフィン・テイ──『ロウソクのために一シリングを』(ジョセフィン・テイ)
 第六歩 スピルバーグ的、ゼメキス的──『さらば、愛しき鉤爪』(エリック・ガルシア)
 第七歩 フランス本格の新しい波──『死者を起こせ』(フレッド・ヴァルガス)
 第八歩 パリから来た紳士──『夜の音楽』(ベルトラン・ピュアール)
 第九歩 SHE IS BEYOND GOOD AND EVIL──『天使の帰郷』(キャロル・オコンネル)
 第十歩 暗黒の心臓──『コウノトリの道』(ジャン=クリストフ・グランジェ)


第二部 明日のasthenopia
ロバート・トゥーイのおかしなおかしなおかしな世界──『物しか書けなかった物書き』(ロバート・トゥーイ)
一冊で二度おいしい小説──『悪魔はすぐそこに』(D・M・ディヴァイン)
ジョン・スラデックの四分の一の顔──『見えないグリーン』(ジョン・スラデック)
フィクションとファクトの間で──『パームサンデー』(カート・ヴォネガット)
アメリカ本格の「台風の目」──『毒蛇の園』(ジャック・カーリイ)
ある合作者の肖像──『俳優パズル』(パトリック・クェンティン)
記憶のミュージアム──『八月の博物館』(瀬名秀明)


第三部 盤面の敵はどこへ行ったか
黄色い部屋はいかに増補されたか?
『黄色い部屋はいかに改装されたか?』について、もう少し
都筑道夫クロニクル
本格ミステリのアキレス腱
犯人当てロジック小説の理想形

製品情報

製品名 盤面の敵はどこへ行ったか 法月綸太郎ミステリー塾 疾風編
著者名 著:法月 綸太郎
発売日 2013年12月07日
価格 定価:2,530円(本体2,300円)
ISBN 978-4-06-218705-3
判型 四六
ページ数 370ページ
初出 収録作品参照

著者紹介

著:法月 綸太郎(ノリヅキ リンタロウ)

1964年、島根県松江市生まれ。京都大学法学部卒業。在学中は京大推理小説研究会に所属。
88年、『密閉教室』でデビュー。89年、著者と同姓同名の探偵が登場する『雪密室』を発表。2002年「都市伝説パズル」で第55回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。
04年、『生首に聞いてみろ』が第5回本格ミステリ大賞を受賞。「2005年版このミステリーがすごい!」第1位にも選ばれる。また、2012年には『キングを探せ』が「2012本格ミステリーベスト10」第1位に選ばれた。
他の著書に『頼子のために』『法月綸太郎の冒険』『怪盗グリフィン絶体絶命』『ノックス・マシーン』など。

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