航空機事故に学ぶ 危険学の視点
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内容紹介
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目次
- 第1章 代表的な航空事故例
- 生みの苦しみ──1954年、コメット機(イギリス)
- 予測できた事故──1974年、トルコ航空DC10(パリ)
- 会話の脆弱さ──1977年、KLM747とPanAm747(テネリフェ)
- 改善と改悪は紙一重──1979年、アメリカン航空DC10(オヘヤ空港)
- 最悪の単純ミス──1985年、日本航空747(御巣鷹山)
- 裏目に出た威信──1986年、スペースシャトル・チャレンジャー(ケネディ宇宙センター)
- 経年化と整備──1988年、アロハ航空737(マウイ)
- 相反する設計要件──1992年、エル・アル航空747(スキポール空港)
- 人と機械のせめぎ合い──1994年、中華航空エアバス(名古屋空港)
- コンピュータ依存──1995年、アメリカン航空757(カリ)
- 規制緩和の落とし穴──1996年、バリュージェット航空DC9(マイアミ空港)
- 見えない傍流作業──1999年、JCO臨界事故(東海村)
- 第2章 法と安全
- 法は安全にどう貢献してきたか
- 原因追究と責任追及
- ヒューマンエラーと責任
- 罪の文化、恥の文化
- 社会の納得感
- 委託化は品質の低下を招くのか
- 第3章 複合事故
- 複雑化システムゆえの問題
- 会話の脆弱さ
- 機械と人間の相反
- 機械で人間の仕事がなくなる
- 航空機は最先端技術の塊か
- 部分最適と全体最適
- 予兆のない事故はない
- ハードからソフトへ
- 想定外事故はなぜ起きる
- 逆転の発想
- 第4章 経営と安全
- マニュアル遵守とマニュアル偏重
- 文化の隔たり
- マニュアル逸脱とマニュアル膨張
- マニュアルの「品格」
- 経営の役割と責任
- 安全担当者の役割
- 経営と現場
- 安全は見えない
- 技術継承
- 安全と組織行動
- 第5章 社会、メディア、利用者
- 便利な社会
- 過度の要求は安全に貢献しない
- マスコミ、社会、利用者とともに考える
- マスコミとの意見交換
- 第6章 他業種とのベンチマーク
- 鉄道
- 医療
- 原子力発電
- 航空と原発
製品情報
製品名 | 航空機事故に学ぶ 危険学の視点 |
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著者名 | 著:小林 忍 |
発売日 | 2012年06月01日 |
価格 | 定価:1,650円(本体1,500円) |
ISBN | 978-4-06-217749-8 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 322ページ |