内容紹介
――あの子は私には心を開かない。すべて秘密なのだ。野原実は、息子輝久の部屋に入り、机上に置かれた1冊の本を手に取った。『てるくはのる』。そのカバーを取ると、出てきたのは真っ白な本。その中に書かれていたのは、輝久が綴った、“帝王”によるいじめの記録だった。息子を狂気から守るため、実は己のすべてを懸けてひた走る。魔術師・折原一、渾身の最新書き下ろし長編!
私を識別する記号――てるくはのる。
ミステリ界の鬼才、折原一が秘密の日記に仕掛けた数々の謎と驚愕のサスペンス!
「親父だ。親父がぼくを止めに来た」
――あの子は私には心を開かない。すべて秘密なのだ。
野原実は、息子輝久の部屋に入り、机上に置かれた1冊の本を手に取った。『てるくはのる』。そのカバーを取ると、出てきたのは真っ白な本。その中に書かれていたのは、輝久が綴った、“帝王”によるいじめの記録だった。息子を狂気から守るため、実は己のすべてを懸けてひた走る。
魔術師・折原一、渾身の最新書き下ろし長編!
製品情報
製品名 | 帝王、死すべし |
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著者名 | 著:折原 一 |
発売日 | 2011年11月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-217370-4 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 370ページ |