内容紹介
本書によって西洋中世史は書き換えられた! 都市はなぜ死体を中心に繁栄したのか。愛を説く宗教がなぜセックスを原罪とするのか。誰もが知っているのに誰も明確には答えられない世界史史上の謎。平易に語られる瞠目の真実が中世史を書き換える!
殺されても死なない死体が創った「中世」という時代。
死体を中心に繁栄する都市。なぜセックスは「原罪」で「隣人」は嫌なやつなのか。愛と矛盾とドラマに満ちた時代を鮮やかに読み解く。
第1章 フィリオクエをめぐる対立
第2章 信仰の内に孕まれる懐疑
第3章 二本の剣
第4章 謝肉祭と四旬節の喧嘩
第5章 罪から愛へ
第6章 聖霊と都市共同体
第7章 <死の舞踏>を誘発する個体
第8章 聖餐のカニバリズム
第9章 教会を出産する傷口
第10章 空虚な玉座に向かう宮廷愛的情熱
第11章 利子という謎
第12章 「物自体」としての聖地
製品情報
製品名 | <世界史>の哲学 中世篇 |
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著者名 | 著:大澤 真幸 |
発売日 | 2011年09月21日 |
価格 | 定価 : 本体1,800円(税別) |
ISBN | 978-4-06-217207-3 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 314ページ |
初出 | 『群像』2010年5月号~2011年4月号 |