内容紹介
島原に散った、天草四郎「幻の夢」。
時代小説のスケールをはるかに超えた「神」と「人間」の攻防戦。響き合う法螺貝と聖歌の声が、聞こえてきそうだ。――役所広司
九州キリシタン王国建国は、目前だった!
一揆軍の総大将・天草四郎は、天正遣欧使節・千々石ミゲルの息子だった。そして幕府軍を震撼させた長崎要塞化計画とは――ほとんど取り上げられることのなかった文献をもとに、日本史上最大の一揆といわれる島原の乱を大胆な推理で活写する、著者渾身の長編歴史小説。
目次
- 回想
- 寄せ手の人々
- 春の城
- 父と子と
- 夢回路
製品情報
製品名 | 幻日 |
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著者名 | 著:市川 森一 |
発売日 | 2011年06月09日 |
価格 | 定価 : 本体1,700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-216998-1 |
判型 | 四六変型 |
ページ数 | 394ページ |
初出 | 『長崎新聞』2010年1月11日~2011年4月25日 |