内容紹介
「……あの、むかし、日比谷で、いっしょにコンサート観ませんでしたか?」かつて1度だけ会ったことがあるふたりの女性の、十数年ぶりの再会……。過去をふりかえりたいわけではない。なつかしみたいわけでもない。いまのままでいいとも思っていない。だけど、あの頃となにが変わったの? 小さな願いをかかえて生きる、ふたりの女性の姿を追った表題作ほか、「野いちごを煮る」「天使」の2篇を収録。
ちょっとだけでも、なにかが変わればいい……。
ひとりぼっちの切ない気持ちを乗せて、東京の空の下、水上バスは走りだす。
OL、パート、派遣社員……。彼女たちのリアルを描く小説集
「……あの、むかし、日比谷で、いっしょにコンサート観ませんでしたか?」
かつて1度だけ会ったことがあるふたりの女性の、十数年ぶりの再会……。過去をふりかえりたいわけではない。なつかしみたいわけでもない。いまのままでいいとも思っていない。だけど、あの頃となにが変わったの?
小さな願いをかかえて生きる、ふたりの女性の姿を追った表題作ほか、「野いちごを煮る」「天使」の2篇を収録。
目次
- 見知らぬ人へ、おめでとう
- 野いちごを煮る
- 天使
製品情報
製品名 | 見知らぬ人へ、おめでとう |
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著者名 | 著:木村 紅美 |
発売日 | 2010年11月27日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-216649-2 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 194ページ |
初出 | 収録作品参照 |