世界の果ての魔女学校
セカイノハテノマジョガッコウ
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目次
- ◆アンの物語◆
- <けれども、あたしは二つめの角を左に曲がってしまったのでした。
- あたしは、いつもそんな調子でしたけど。
- 街いちばんのあわてもので、なにをさせても中途半端。それで、親といい、先生といい、友だちといい、まわりの人をみんな、いらだたせてばかりの娘だったんです。
- でも、あのときばかりは、あたしのせいだけとはいえなかったと思います。そもそも、カテドラルの方へいくのは、初めてだったし、そのうえ、とんでもなく暗かったんです。あたしじゃなくたって、まちがえる子は、きっといたはずです。>
- ◆ジゼルの物語◆
- <「それは、嫉妬ですね。」
- 黒い羅紗布をかけた丸テーブルの向こうから、そう言われたとき、驚いたのとがっかりしたのとで、あたしは息が止まりそうになりました。
- この人、あたしの相談を、若い女の子によくある恋の悩み、ぐらいにしか思ってない……。
- そんなのとは、ぜんぜんちがうの。頭がおかしくなりそうなほど苦しいのよ。>
- ◆アリーシアの物語◆
- <わたしが古書店の店番をしながら、読書に没頭していたときです。突然、男の人の声が降ってきました。
- 「これはいくらですか?」
- こうして書いてみると、あたりまえのせりふですが、そのときのわたしには、天使が空から舞い降りてきたように思えました。>
- ◆シボーンの物語◆
- <「ねえ、どうしてだれもしゃべらないの?」
- うすぐらい教室に、大きな声がこだましました。声をあげたのは、前から三列め、右から三番め。名前はリズ。昨日の午後、ここへ来たばかりの、十三歳の女の子です。
- 「ねえ、どうして?」
- わたしが座っているのは、教室の最前列のまん中。
- でも、ふりかえらなくても、ぶあついくちびるがパクパク動いて、それにあわせて、鼻の両がわにちらばった小麦色のそばかすがふるえるのが、目に浮かびます。
- 「そういう規則だからよ。従いなさい。すぐに慣れるわ。」>