幸福に向かっているのか。絶望に向かっているのか。 血の繋がりよりも強い絆で結ばれた「姉弟」。はじめて書かれた、恋愛を超えた愛情の行く末 だれにも頼れない2人。だれにも冒されない愛。だれにも抗えない運命。 施設育ちの芳子と周也は、実の姉弟のように身を寄せ合って生きてきた。どこまで逃げれば居場所が見つかるのだろう。