超円高社会　日本が変わる

円高・デフレこそ日本再生へのパスポートだ 円高が不況を招く?インフレになれば景気がよくなる?日本の苦境は信じ込まされてきた常識の間違いにあった。世界経済の仕組みを明かし、洗脳を解く啓発の書

【著者からのコメント】
超円高が来てこそ、日本は救われる……という主張は、多くの日本人の常識に真っ向から衝突するものでしょう。
しかし、実際には円安が底をつけ、円高に向かい始めると、必ず株価は上昇に転じているのです。米ドル為替が変動相場へ移行してから5回の円安の底のあとに、必ず株価は上昇しました。この事実には例外がないのです。

不況のために政府に大規模な財政出動を求める声が世界中に満ちています。
しかし90年以降に日本政府が行った大規模な景気対策は、実は副作用ばかりが大きくて、景気に対してほとんど何の効果も生まなかったというのが事実なのです。

諸外国は通貨安に悩んでいるのに、日本だけは通貨高で悩んでいる。どう考えても、おかしな話ではありませんか?
そう。諸外国と日本の病気は正反対なのだから、諸外国と同じ薬を日本が服用してはいけないのです。

諸外国にはぜひとも派手に財政出動をしてもらった上で、日本だけは何もしないという常識破りの選択肢こそが、「日本経済を建て直すための最善策」となるのです。

政府が国民全員を固定概念に洗脳しようとしている今、王様はハダカだと言う勇気、知る勇気を、ぜひこの本の中に見つけ出していただければ幸いです。