もし、あなたのだいじな人が若年性アルツハイマーになったとしたら? 想像できますか、その現実を? アリスは50歳になったばかりのハーバード大学教授。 ある日、地位に名誉に恵まれた彼女に異変が起こった。 “若年性アルツハイマー”と診断された彼女は、日々壊れてゆく。 そのとき彼女は、そして家族は……。 全米を感動と涙につつんだベストセラー小説ついに邦訳! わたしが忘れてしまっても、わたしがあなたを愛していることを、覚えておいてね。
ベイツ・カレッジで生体心理学の学位を、ハーバード大学で神経科学の博士号を取得。うつ病やパーキンソン病の病因学および脳卒中後の記憶の喪失などを、おもな研究領域としている。米国の認知症研究団体に所属し、米国アルツハイマー協会のコラムニストでもある。その豊富な認知症患者との対話から本書は生まれた。もともと自費出版で30万部を超えるベストセラーだったが、ニューヨークの大手出版社サイモン&シュスターが新装版として刊行し、『ニューヨークタイムズ』のベストセラーにもなる。