青年時代

古典名訳新発見！
文豪トルストイ（1828～1910）の処女作。「トルストイへの愛を貫いた」と中野孝次が絶賛した北御門二郎の訳で、文豪の若き日々が甦る！『幼年時代』『少年時代』『青年時代』はトルストイの自叙伝的小説で、北御門作品としては初の書籍化。

「父の訳したこの『青春時代』をはじめ『幼年時代』『少年時代』の3部作はノートのまま、わが家の書庫に眠っていました。お陰様でいろいろなトルストイの作品の翻訳をたくさんの方のご厚意で出版することが出来ましたが、最後の最後まで、ぜひ出版したいという願いを持ち続けていたのがこの3部作です。『世に出るまでこのノートは守り続けてほしい。もし火事になったら一番に持ち出してくれ』とさえ言っていました。」――＜北御門すすぐ「出版にあたり」より＞