ルイ・ヴィトン、ディオール、グッチ、プラダ、
アルマーニ、シャネル、エルメス・・・・・・・・
「志」を失ったのは誰だ?
誰よりもブランドを愛するファッション・ジャーナリストが描いた
「高級ブランド」神話の栄光と矛盾!
「・・・・・・利潤という目標を貪欲に達成したがゆえに、高級ブランドはかつての清廉潔白さを失い、品質はむしばまれ、歴史的価値は低下し、あげくのはてには消費者をだますまでになった。高級ブランドを『民主化』、すなわち、大衆の手に容易に届くものにしたために、経営を担う大物実業家たちは、かつて高級ブランドを包んでいた“特別な輝き”をはぎとった。
そう、高級ブランドはその輝きを失ったのである」(まえがきより)
本書の主な内容
* 「品質重視」から「利益重視の企業グループ」への変貌
* ブランド企業をめぐる創業家と実業家の死闘
* 「あのセレブにウチの服を着せろ」仁義なきPR合戦
* 低品質、工程省略、海外生産・・・・・・もはや高級ではない?
* 本物より上? 知られざる「偽物」市場の実態
* 高級ブランドの新戦略は「ファスト・ファッション」との共闘にあり? ・・・・・・・・・・・・ほか
たとえば、こんな話が載っています。
★高級ブランド市場の60%は、わずか35の主要ブランドによって占められる(3ページ)
★世界最大の免税品販売会社・DFSの最大株主は、あのLVMHグループだった(82ページ)
★アルマーニをJ・フォスターに着せてアメリカ中に広めた、スゴ腕の元女性記者(114ページ)
★今日の高級ブランドの大半は、自社で香水を製作していないという現実(157ページ)
★偽造品摘発のため、ルイ・ヴィトンは40人の弁護士と250人の私立捜査官を雇用(283ページ)
★高級ブランド生き残りの道は、「ホテル経営」と「ファスト・ファッションとの共闘」(318ページ)
詳細は、ぜひ本書をご覧くださいませ!!
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