仕事人間でも走れる42・195km
2002年の「ムネオバッシング」から6年。第1回・雨の東京マラソンを59歳とは思えぬタイムで完走した不死鳥・鈴木宗男衆議院議員が「マラソンの秘訣」を明かします。
第2回「東京マラソン」、東国原知事も脱帽の
快記録の陰にいた「市民ランナー専門コーチ」
さらに宗男氏は、第2回東京マラソンでは、前回を上回る3時間57分11秒という「サブフォー」を達成しました。
60歳になっての記録向上の陰にいたのが、日本陸連「ランニングクリニック」の人気講師、鈴木彰氏です。「陸上選手と市民ランナーのトレーニングは違います」という持論から、宗男議員の走りを分析し、仕事第一のスタンスを尊重しつつ、マラソン記録向上の秘訣を伝授。そんな「彰メソッド」を本書で一挙公開、東京マラソンを目指す人必見です!
私のような独房の人間は運動する場所でも1人でした。長さ20m、幅3mぐらいの細長い運動場は両側がコンクリートの壁で、天井には金網が張られていました。そこに1人入れられた私は、腕立て、腿上げ、柔軟体操のほか、10分間だけ許される縄跳びをしていました。ただ、かかとのある靴を履くことは禁じられていたので、縄跳びもスリッパでしなければなりません。コンクリートの床に敷かれた人工芝の上で、スリッパで縄跳びをしているのですから、情けない姿だったと思います。
(第6章「ムネオバッシング」……そして独房へ より)
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