内容紹介
日野啓三/古井由吉/島田雅彦/山折哲雄/菅野昭正/鐘下辰男/瀬戸内寂聴/高橋源一郎/横尾忠則/キム・ヨンス/青山真治/大江健三郎/近藤淳也……。宗教・文学・演劇・美術・インターネット……ジャンルを超え、各界の第一人者に挑んだ対談集。そこで聞き取った「言葉」とは?問題作を次々と世に出す小説家の秘密が明かされる――
日野啓三/古井由吉/島田雅彦/山折哲雄/菅野昭正/鐘下辰男/瀬戸内寂聴/高橋源一郎/横尾忠則/キム・ヨンス/青山真治/大江健三郎/近藤淳也――文学、演劇、ネットビジネス、様々なジャンルの一流の人々と語り合った ファースト対談集
時代の最先端で過去と向かい合い、未来を志向した著者の20代を中心とした思索と発見
宗教・文学・演劇・美術・インターネット……ジャンルを超え、各界の第一人者に挑んだ対談集。そこで聞き取った「言葉」とは?問題作を次々と世に出す小説家の秘密が明かされる――
インターネットの登場が、今日の知のあり方に圧倒的なインパクトを与えた事実については、誰も否定し得ないであろうが、面と向かって語り合うという、知の授受の原初的なスタイルが、依然として、匿名化され、断片化された情報の目まぐるしい摂取とはまったく違った強度の思考の鍛錬であるという事実を、私はこの10年弱の間になされた、これらの対談を通じて、身を以て実感することとなった。――<「あとがき」より>
目次
- 日野啓三 聖なるものを求めて
- 古井由吉・島田雅彦 三島由紀夫不在の三十年
- 山折哲雄 信仰とエロティシズム
- 菅野昭正 正統性の核へ──『葬送』の現代性
- 鐘下辰男 今日的『サド侯爵夫人』考
- 瀬戸内寂聴 SEXと文学
- 高橋源一郎 文学史に自分を結わえつけるための準備体操でした
- 横尾忠則 主観客観
- キム・ヨンス 韓国、日本の文学の現在
- 青山真治 脱中心化されたトポス
- 大江健三郎 今後四十年の文学を想像する
- 近藤淳也 「暖かいウェブ」の思想
- あとがき
製品情報
製品名 | ディアローグ |
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著者名 | 著:平野 啓一郎 |
発売日 | 2007年12月06日 |
価格 | 定価:2,090円(本体1,900円) |
ISBN | 978-4-06-214390-5 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 392ページ |
初出 | 収録作品参照 |