徳富蘇峰 終戦後日記 (4)  『頑蘇夢物語』完結篇

トクトミソホウシュウセンゴニッキガンソユメモノガタリカンケツヘン
  • 電子あり
徳富蘇峰 終戦後日記 (4)  『頑蘇夢物語』完結篇
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

2・1ゼネスト中止命令、日本国憲法施行など、昭和22年前半の記述を収録した完結篇。蘇峰は経済混乱のさなか、国鉄が電車を止め、新聞社、放送局までもがストに便乗して要求を押し通そうとする世情を厳しく批判。また戦争の敗因を分析し、昭和の人材不足が最大の原因と結論する。さらに「事総て志と違う予の人生」を振り返り、中庸の欠如と行き過ぎの通弊を抱えた日本を憂え、冷戦激化の国際情勢に警告を与えて筆をおいた。


マッカーサー元帥による2・1ゼネスト中止命令、日本国憲法の施行など、世相も戦前とは様変わりした昭和22年1月から約半年間の記述を収録した「頑蘇夢物語」の完結篇。
 蘇峰は、経済混乱に国民が苦しんでいるさなか、国鉄が電車を止めるうえに新聞社、放送局までもがストに便乗して要求を押し通そうとする世情を厳しく批判。また、「何故、日本は敗れたるか」と題して戦争の敗因を繰り返し分析し、結局、明治、大正期に比べて昭和の人材不足が最大の原因と結論する。
 さらに「百敗院泡沫頑蘇居士」と自らつけた「戒名」は、「事総て志と違う予の人生」を表したものとして生涯を振り返る一方、常に中庸の欠如と行き過ぎの通弊を抱えた日本の将来を憂え、にわかに冷戦激化の様相を帯びだした国際情勢に警告を与えて筆をおいた。

目次

  • 無秩序乱脈の世相/精神的にも日本は四等国以下/何故に日本は敗れたるか/人物の欠乏/彼我首脳者器局の懸隔/東亜民族指導の資格欠如/全体的大構想の欠如/世界戦史上最愚劣の戦争シナ事変/日本の対支二大失策/日清日露役に比し軍の素質低下す/緒戦の奇功に陶酔し和平の機を逸す/日本の教育日本を亡国たらしむ/
  • 不合理なる官公吏ゼネスト/二・一ゼネスト禁ぜらる/勝利者の悲哀 米国の前途に横たわる巨大黒雲/米国東亜政策の破産/百敗院泡沫頑蘇居士 事総て志と違う予の生涯/生涯の大穴の一ー新聞経営/生涯の大穴の二ー政治への深入/随波遂浪の大隈に予の幻滅/内閣の瓦解と予の出処進退/桂内閣の功業と自己陶酔/桂の死が予に与えたる絶望と自由/性善説の執着と対人過信ー予が失敗多くこれによる/予が不明、日本の総てを買い被る/軍隊無き日本の治安/大和民族に濃厚なる模倣性/外尊内卑の日本/中庸の欠乏、行き過ぎの通弊/終戦後日本の驚くべき激変/人間天皇/世界支配を争う二大勢力

製品情報

製品名 徳富蘇峰 終戦後日記 (4)  『頑蘇夢物語』完結篇
著者名 著:徳富 蘇峰
発売日 2007年08月08日
価格 定価 : 本体2,600円(税別)
ISBN 978-4-06-214130-7
判型 四六
ページ数 438ページ

著者紹介

著:徳富 蘇峰(トクトミ ソホウ)

1863年、熊本生まれ。熊本洋学校に学び、同志社では新島襄の教えを受ける。1887年、民友社を設立し『国民之友』『国民新聞』を発行、平民主義を唱道する。明治、大正、昭和を通じて日本の代表的な言論人として活躍。戦時中は大日本文学報国会会長、大日本言論報国会会長。1943年、文化勲章受章。主著に『近世日本国民史』全100巻、『将来之日本』『大正の青年と帝国の前途』『時務一家言』『静思余録』などがある。1957年、95歳にて死去。

オンライン書店で見る